「葉っぱがシェフ」で使う塩は、海洋深層水を原料に、太陽光での製塩を行っています。
塩の析出、ニガリ調整の工程で斎宮跡(三重県多気郡明和町)出土の志摩式製塩土器を模した容器を採用しました。
濃くなった塩水をこの土鍋に入れて、しばらく置いておくだけで結晶が現れます。
*土器製塩プラントは財団法人三重県産業支援センターの平成20年度ベンチャー創出促進事業・みえベンチャースタートアップ補助金を得て建設しました。
塩づくりプラントの心臓部
斎宮跡(三重県多気郡明和町)出土の志摩式製塩土器は直径が12センチ、高さ6センチくらい。 はるか古代の道具ですが、塩づくりには威力を発揮する形であることは確かです。
サクラの焙煎葉
植物由来の成分を、オリジナルの塩に定着させて、彩りと香りを加えています。
さらに、葉っぱを使っと、草木染めのような淡い色と香りがつきます。
サクラ、オオバコ、テンダイウヤク(天台烏薬)などの植物由来成分を定着させる独自の製造を試みています。
紀伊半島の野草や薬草の彩りと香りを塩結晶に定着させ、素材から製造法まで自然が主役です。
この自家製の保存効果を高めた塩で、豚肉や地魚の生ハムを作りレストランで提供しています。
平安の塩づくりを思い浮かべながら太陽と風の自然エネルギーを利用して結晶させる薬膳ソルトです。